![1972年 泉ヶ丘市営プール 府営団地群 50年の歴史を刻んで解体](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=422x1024:format=jpg/path/se6d10eba902f7bd3/image/ided53958bf8ac02e/version/1659833399/1972%E5%B9%B4-%E6%B3%89%E3%83%B6%E4%B8%98%E5%B8%82%E5%96%B6%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB-%E5%BA%9C%E5%96%B6%E5%9B%A3%E5%9C%B0%E7%BE%A4-50%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%82%92%E5%88%BB%E3%82%93%E3%81%A7%E8%A7%A3%E4%BD%93.jpg)
泉北ニュータウン大規模開発~55年
55年前(1967年)高度成長期の中で大阪府の勤労者住宅確保に向けた大規模ニュータウン計画(泉北ニュータウン)が泉北丘陵地の山林を造成開発して造られました。大阪市内への通勤、堺・泉北臨海工業団地(化学コンビナート)の勤労者用住宅地として18万人都市建設計画が進められ30万人都市を目指して和泉中央まで広げました。千里ニュータウンに続く第2のニュータウン都市です。
- 1971年(昭和46年)泉北高速鉄道中百舌鳥~泉ヶ丘開通人口2万人を超える。
- 1972年(昭和47年)ヤングタウン完成、泉ケ丘市民プール開業 人口3万人
- 1973年(昭和48年)泉ヶ丘~栂・美木多駅開通 人口4万人
- 1974年(昭和49年)泉ヶ丘に泉北高島屋とパンジョ開業 人口7万人を超える
高度成長の中で戦後の団塊の世代が夢を託してニュータウンに移り住み、多くの団塊二世が誕生し大規模なニュータウン計画・建設が進められました。泉ヶ丘地区~栂・美木多地区~光明池地区~和泉中央地区と開発が続き55年の歴史を刻んできました。しかし、55年の中でバブル経済の崩壊、平成不況と低成長、少子高齢化が進み、核家族と都心回帰も起こり18万人に達することなく徐々に減少しています。社会・経済の変革と住宅の老朽化、空き家の加速、商業施設の老朽化と商業形態の変化によってニュータウンとしての魅力が大きく変遷しています。
![泉ヶ丘市営プール 府営団地群 田園公園 解体更地へ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=365x1024:format=jpg/path/se6d10eba902f7bd3/image/i360c0f784f1a3d43/version/1659834110/%E6%B3%89%E3%83%B6%E4%B8%98%E5%B8%82%E5%96%B6%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB-%E5%BA%9C%E5%96%B6%E5%9B%A3%E5%9C%B0%E7%BE%A4-%E7%94%B0%E5%9C%92%E5%85%AC%E5%9C%92-%E8%A7%A3%E4%BD%93%E6%9B%B4%E5%9C%B0%E3%81%B8.jpg)
近畿大学医学部・大学病院移転建設 2025年秋
コロナの影響で2025年秋に延期(2022年10月15日)
大阪府が千里丘陵(千里ニュータウン)に続いて、泉北丘陵(泉北ニュータウン)計画・建設を初めて55年、高度成長から平成の低成長期30年を経過する中で半世紀を迎えました。大阪府・堺市の行政主導の計画・運営から民間の活力・大学・地域住民の力を結集した新たな取り組みが始まる。大規模リニューアルに関しては地域の発展と未来展望を描いた計画が求められています。
市民プールは栂・美木多地区に移して、新たな市民プールとして開業し今年(2022年)は賑わっています。減少する府営住宅の入居者を新しい高層府営団地に建て替え入居者の移転を進めています。
市民プール・府営団地群・公園の一部を近畿大学医学部・大学病院2024年春開業予定で本格的な建設が開始されました。泉ヶ丘駅周辺の商業施設、住宅団地等も大規模なリニューアル工事が進められています。
![新しい遊歩道に工事現場の塀が続く 真夏ミスト噴霧される](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=410x1024:format=jpg/path/se6d10eba902f7bd3/image/i5e44a74d9908e3a1/version/1659919629/%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E9%81%8A%E6%AD%A9%E9%81%93%E3%81%AB%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E5%A1%80%E3%81%8C%E7%B6%9A%E3%81%8F-%E7%9C%9F%E5%A4%8F%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%88%E5%99%B4%E9%9C%A7%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B.jpg)
地域医療を担う大学病院が泉ヶ丘地区へ
大阪狭山市にある拠点病院が老朽化と拡張が難しいことから、近畿大学100年、医学部50年の記念事業として検討され、近畿大学・大阪府・堺市によって泉ヶ丘地区への移転事業が計画されました。
泉ヶ丘市民プール・府営住宅群・田園公園・周辺地域・道路改修を行い更地として本格工事がはじまる。
新しい病院は高齢化社会を見据えた斬新な医療を展開し、がん治療や心臓・脳血管障害などの高度最先端治療の一層強化と優秀な人材確保とIT化による病院機能の効率化と充実を図る。また、南大阪の基幹病院及び救急災害拠点として地域医療に貢献する。地域医療の拠点病院が泉北ニュータウン泉が丘地区に移ることで半世紀過ぎた新たな街づくりが始まります。メイン棟(地下1階10階)関連棟の本格工事が大手ゼネコンによって始まりました。泉ヶ丘プール・府営住宅数10棟、公園樹木伐採縮小、周辺道路整備などを行って本格工事着工になりました。
提案:新しい遊歩道に樹木はありません。遊歩道の熱と白い塀の反射熱で真夏の散歩は厳しいです。7月~仮設のミストを噴射しています。地球温暖化に貢献する塗料「熱交換塗料」の採用を提案します。
ブログ一部サポート担当の記事
アシストのホームページブログの一部記事のサポートをしている筆者が近くに移り住んで48年、泉北ニュータウン泉ヶ丘地区の盛衰を見届けてきました。泉北ニュータウンの住宅地に百貨店が進出、ショッピングモールに大勢の人が集まりました。開発途上は人口も膨れ上がり活気に満ちていました。昨今、高齢化と人口減少が起こっています。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/se6d10eba902f7bd3/image/i7c9386c31756f1da/version/1659839557/image.jpg)
2025年 泉ヶ丘ひろば複合ビルに建て替え
泉ヶ丘のバスターミナル玄関、泉ヶ丘ひろば及び専門店街ビル2階建てを複合ビルとして地下1階地上4階への大規模な建替えリニューアル建設工事がはじまっています。55年の歴史の中でひろば専門店街ビルは何度かリニューアルを行いました。
大阪府から運営権を取得した南海電鉄が本格的な建替え工事(大手ゼネコン)、ビッグバン・ビックアイなどのフロアーとも直結できる複合ビル建設に着手しました。近畿大学病院とも直結することで新しい泉ヶ丘ひろばの複合化が楽しみになります。2025年大阪・関西万博と同じ時期にオープンします。