ロシアのウクライナ侵攻　1年9ヶ月 膠着状態

ハマスのイスラエル奇襲行動が勃発

ハマスによるイスラエルへの奇襲行動が勃発しました。世界がロシアのウクライナ侵略戦争に注目している中、10月7日にパレスチナのガザ地区からハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃とイスラエルの反撃が始まり、現在までにパレスチナで9000人、イスラエルで1500人の死者が出ています。さらに200人以上の人質がハマスに取られています。イスラエルは圧倒的な軍事力を持ち、ガザ地区に侵入し、ハマスの掃討と人質解放に向けた空と地上作戦を行っています。しかし、隣国レバノンのヒズボラ、イエメンのフーシ派組織、そして後ろ盾のイランの状況が気がかりです。

国連の機能を阻害するウクライナとガザ地区

ウクライナとガザ地区の状況が国連の機能を阻害しています。国連は、地域社会を破壊し、多くの人命を無視する非道な行動である戦争を直ちに停止するよう働きかけています。しかし、地域、民族、国家、宗教、政治、国力権力者などが複雑に絡み合い、世紀（2000年）に及ぶ歴史の歪みが争いを生み出しています。ウクライナとガザ地区の両方の戦争は、領土の確保が大きな争いの根源となっています。世界の人々は知恵を絞り、争いの終結を望んでいます。しかし、当事者たちは決着を求め続けています。

世界の目はウクライナからガザ地区へ移る

世界の注目はウクライナからガザ地区へと移っています。ウクライナは厳しい冬を迎え、戦況は来春に向けての激しい戦いが続いています。1年9ヶ月に及ぶウクライナ戦争は、欧米の支援疲れが報じられる中で、ウクライナはヘルソン川の渡河作戦とクリミア半島への奇襲攻撃を行い、戦況の足掛かりを作ろうとしています。しかし、欧米では国民と政治体制の乖離が生じ、「支援疲れ」が見られます。ロシアではプーチン大統領に対する懸念が少しありますが、その情報はロシア国民には伝えられていません。日本はアメリカと同様に、中国の存在が懸念材料となり、「台湾有事」の懸念が高まっています。今日も北朝鮮は「衛星ロケット」と称して打ち上げを行っており、隣国の韓国・日本にとっては懸念材料が存在します。