大阪 中之島地区再開発が急ピッチで進む

京阪中之島駅の延伸、新設なにわ筋線の中之島駅

2008年に開業した京阪中之島線(天満橋~中之島)は7万人の乗客を見込んだが半分の3万5千人/一日の利用で厳しい運航になっています。2025年の万博開催に九条まで2㎞延伸計画を発表しました。万博は6ヵ月間で将来の展望が描けない、当初2024年開業予定のIR事業の決定が条件になっています。

2031年なにわ筋線開通すれば中之島乗り換え可能な駅になります。中之島開発計画と交通アクセスが重要になります。中之島地区の発展が大阪の活力に大きな影響を生み出します。大阪市・民間の活力・交通アクセスの充実が発展に寄与します。

中之島再開発 (仮称)未来医療国際拠点建設

(仮称)未来医療国際拠点建設  2024年4月開業

 大阪市の所有地(旧大阪大学医学部跡地)を日本生命保険(代表事業者)・京阪ホールディングス・関電不動産開発の3社を優先交渉権者として選ばれ、大阪市北区中之島4丁目に地上17階、高さ86m、延べ床面積約57000㎡の未来医療国際拠点を建設開始。 2024年1月竣工予定、春のOPENを目指す。

日本の最先端医療を提供する医療機関と、その開発に取り組む企業やベンチャー企業及び支援機関が集結する全国初の施設となり、全体の運営は未来医療推進機構が担います。

 2025大阪・関西万博テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に合わせ、世界の人が集う大阪で日本初の「未来医療国際拠点」を準備し始動させます。

再生医療ををベースに次の時代に実現すべき新たな未来医療の実用化・産業化を推進する国際拠点とする。

中之島再開発 大阪中之島美術館 2022年2月開館

関西最大規模の美術館 大阪中之島美術館

1988年大阪市政100周年記念して大阪市立近代美術館建設計画が発表されました。大阪市に佐伯祐三の絵など多くの秘蔵品を収蔵していた遺族から寄贈されたものを所蔵、展示する美術館の建設計画が始まり、中之島の大阪大学医学部跡地に決定されていました。しかしバブル崩壊によって大阪市の財政計画も厳しくなる中、心斎橋展示室にて所蔵品の展示をしてきました。その間も多くの寄贈品があり2010年には閉館したサントリーミュージアム天保山が保管していたポスターコレクションなどなどが準備室に寄託されました。

2013年、大阪市の戦略会議が中の島への新たな美術館の建設を決定、天王寺の市立美術館を中之島の美術館の統合案が検討された。古代から現代までを扱う総合美術館を検討したが、美術館の統合は行わず経営のみを統合することになる。2016年建設設計競技を実施決定し建設を開始、美術館名称を公募し「大阪中之島美術館」とする。

本年 2022年2月2日開館  一部ウキペデイア掲載

バブル崩壊以降の平成不況の中で中之島地区の開発はとん挫し、最大の空き地(大阪大学医学部跡地)は大阪市の財政悪化と東京一極集中の中で取り残され、空き地が駐車場となり大きな空白地帯となっていました。中之島は大阪市庁舎、日銀大阪支店、リーガロイヤルホテル、国際会議場を有する一等地ですが開発がとまっていました。

京阪電鉄が天満橋から分岐して中之島線を開業しましたが7万人/1日の計画が3.5万人/1日の半分の乗客数です。

再開発に当たってはアクセスの便利さも問われています。京阪の九条延伸、2031年なにわ筋線の開業予定が見込まれます。 中の島復活に大きな期待が求められています。