主な国や地域の「対外純資産」のグラフを見ると、アメリカはおよそマイナス5000兆円という大きな赤字を抱えています。
この状況について、トランプ大統領は「輸出と輸入の不均衡が原因だ」と考え、輸入品に高い関税をかけることで債務を減らそうとしています。
ただ、自由貿易が基本となっている国際社会では、「自国の事情だけで関税を引き上げるのは問題だ」という声も多く上がっています。
アメリカは世界最大のGDPを持つ“消費大国”であり、各国にとって魅力的な市場です。そのため輸出が集中し、結果として大きな不均衡が生まれてきました。
トランプ大統領は、この不均衡を正すために高い関税でバランスを取ろうとし、国内産業の立て直しを目指しています。
しかし、この政策はアメリカ国内でも議論があり、高裁では違法と判断されました。最終的な判断は、2026年1月に予定されている最高裁の判断に委ねられています。
さらに、アメリカは中・露の影響力が広がる地域、特にアメリカ大陸や西太平洋に対して軍事的な関与を強めており、国際情勢は一段と複雑さを増しています。