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2025大阪・関西万博 準備遅れの懸念

新型コロナウイルスで閑散とした関西国際空港 99%減
新型コロナウイルスで閑散とした関西国際空港 99%減

コロナの蔓延とロシアの侵略戦争

2018年11月23日、フランス・パリの総会で大阪万博決定の喜びの瞬間がありました。大阪府・市の負の遺産「人口島・夢洲」開催により東京一極集中の中で「大阪の復権」の一歩踏み出しました。翌年(2019年)G20大阪サミットが開かれ、世界の首脳を大阪に招く一大イベントが開かれ「大阪のPR」が始まりました。翌年2020年1月、中国武漢市発祥の新型コロナウイルスが、世界の経済圏ルートを辿って世界に一気に広まり、恐怖の社会による混乱が起こり、東京オリンピックが一年延期されました。感染対策をしても「変異株」による感染拡大が繰り返され第1波~第8波に及ぶ3年間の恐怖の日々が続きました。さらに、2022年2月24日、ロシアがウクライナへ侵略戦争を開始しました。

侵略戦争により世界の分断に発展

2022年2月24日、ロシアプーチン大統領は西側諸国の警告を押し切って隣国ウクライナへ侵攻開始しました。世界最大の国土と軍事大国のロシアはウクライナにはびこるネオナチを排除するとして進行を開始しました。最初の一カ月はウクライナ全土に爆撃と侵攻を試みたが、ウクライナ国民の団結によって強い抵抗を受け、戦略を変更して東部・南部4州に絞り一年半、今も戦況は膠着した戦いが続けられています。その間、エネルギー政策が大きく変化し、食料危機も起こり世界は物価高に喘いでいます。ロシアを支援する中国も自国の経済に不安を抱え、内政に注力する状況にあります。孤立するロシアは、ミサイルを打ち続け、核開発する北朝鮮と友好を深めています。

大阪府・市一体の行政で復活を目指す

2018年11月、大阪府・市の行政が高度成長期に埋め立て造成した「大阪ベイエリア・夢洲」の負の遺産の復活を掛けた大阪万博誘致が認定されました。バブル崩壊後の平成期、日本は東京一極集中が加速し、企業・人が東京に流れ、大阪・関西の衰退が続きました。負の遺産ベイエリアを利用した「大阪オリンピック開催」の悲願も成長著しい中国北京に敗北しました。大阪の政治・行政の体制も大きく変わり「財政の健全化と発展する大阪」を描き府・市一体の行政改革が進められてきました。

世界情勢の混乱期に万博の準備に暗雲

関西国際空港 閑散とした3年間 往来99%減
関西国際空港 閑散とした3年間 往来99%減

コロナ蔓延で閉ざされた3年と戦争

2020年1月から始まったコロナウイルスの世界的蔓延は「変異株」によって第1波~8波に及び今も9波が続いています。その間、人の移動が制限され交流が途絶えました。関西国際空港も利用が99%減少しました。2022年4月からロシアのウクライナ侵攻は「万博準備に暗い影」となりました。東京オリンピック・アラブ首長国連邦ドバイ万博は一年延期、北京冬季オリンピックは無観客開催となりました。

紆余曲折の中で進められる万博会場建設

資材高騰・人手不足で着工の遅れ懸念

一年半後に迫った万博会場の準備に懸念が広がっています。大手ゼネコンも抱えている現場の遅れの中で、集中してパビリオン建設などの追加受注に難色を示しています。大阪府・市の範囲を超え国を挙げたサポート体制が求められています。難関は資材の高騰と人出不足に2024年問題として労働時間の短縮があります。早期に大幅な設計変更の必然性と海外パビリオンの建設の見直しなど日々解決していかなければなりません。一方で一年延期論も出ています。