EV自動車の世界戦略に大きな懸念と可能性

トヨタ自動車の全方位の戦略の懸念に問う

世界の自動車EV戦略にハイブリット技術で世界を牽引するトヨタ自動車はEV化を急ぐべきではない、ガソリン、ハイブリッド、水素燃料、EVの全方位で取り組む必要性を訴えてきましたが世界の潮流はEV化への一方的な戦略転換でした。世界最高の技術ハイブリッドに固執するトヨタの戦略に世界の国と各自動車メーカーがEV戦略が唯一の方向として押し進めてきました。トヨタ自動車の豊田章男社長は日本自動車工業会の会長当時日本の「自動車産業関連550万人の雇用」を守るとして抵抗してきました。しかし、日本政府、専門家もトヨタの頑なな姿勢に疑問を呈してきました。世界のトップメーカートヨタもEV自動車生産戦略を公表するまでに追い込まれました。しかし、トヨタ社長は”電気自動車化の全面シフトを急ぐべきでない”と主張し続け、水素エンジン車をサーキッド競争に投入し全方位戦略の仲間づくりを掲げてPRを重ねてきました。

EV自動車に疑問が生まれ戦略の見直し?

2024年になって隣の家のクルマのメーカーが変わっていました。三菱の四駆EV自動車がトヨタのプラグインハイブリッド車に変わっていました。息子さんはEV自動車テスラ車でセキュリテー(盗難)に気を使っています。ご主人に”車を変えました”と聞きました。私はトヨタの小型ハイブリッド車アクアに乗っています。二酸化炭素の排出に互いに関心があります。

なぜ、変えたのか聞きました! 三菱のEV車でゴルフや大阪~東京往復など10年で累積30万㎞走り、途中で車載電池の交換もしたそうです。しかし、長距離走行では航続距離が気がかりで、途中で30分の急速充電しても大きく距離が増えず、充電の心配が付きまとい、最大充電の航続距離も年数劣化に伴い満充電が80%以下に減少、冬の暖房期はさらに航続距離に心配があります。今、世界各地でハイブリッド車への見直しが起こっています。

2024年2月29日 NHK報道特集の記事

気候変動対策の有力な手段として急速に進んできたEV自動車へのシフト。しかし、需要が踊り場を迎えたと指摘され、アメリカの自動車メーカーからは先行きに慎重な声が相次いでいます。一方、販売を急速に伸ばすのが、エンジンとモーターを使って走るハイブリッド車です。自動車大国アメリカで起きている変化を追いました。

EV戦略相次ぐ見直し NHK報道 2024年2月29日

  • 米国のレンタカー会社で借りる EV自動車が余っている。EV車→ガソリン車に変える
  • EV専業のテスラは1月、2023年12月までの3か月間の決算で、営業利益が前年同時期より50%近く減少したことを明らかにしました。
  • テスラ以外の自動車メーカーも、EVへの投資の縮小などを打ち出しています。テスラの株価は2024年年初~2週間で940ドル(13兆6千億円)強減少、テスラに中国発EV車の値下げ、ドイツ工場の火災による生産停止など逆風が吹き荒れている。
  • 1月のワシントンで開かれた恒例のオートーショー。ここ数年、EVが注目されてきましたが、ことしは来場者の間で特にハイブリッド車への関心が高まっていました。
  • 日本メーカーのハイブリッド車の購入を検討しているという女性は「環境に優しい技術も、ガソリン代を節約できることも気に入っている。年に3、4回は10時間くらいかけて旅行するので、充電に時間がかかるEVは選択肢にならない」と話します。
  • 2023年ハイブリッド車の新車販売台数が65%伸びている。販売比率がEVを上回った。
  • トヨタのハイブリッド車は1997年~27年の歴史と進化の積み重ねがある。
  • アメリカの環境政策をけん引する西部カリフォルニア州は、走行時に二酸化炭素を排出しないEVを重視。2022年には、ガソリン車とともにハイブリッド車の新車販売も2035年に全面的に禁止する規制を決定し、ハイブリッド車に強い逆風が吹き荒れていました。
  • 自動車は”消費者が決めるものである”との表現があります。

急拡大するEV自動車にブレーキが掛かる

2024年EV自動車の戦略に一定のブレーキ

昨年までの世界のモーターショーの中心はEV自動車のお披露目が話題の中心でした。急速に伸びるEV自動車に消費者が懸念を示し出しました。

  • EV自動車は高額で補助金で補填
  • 航続距離が短く長距離に懸念
  • 急速充電30分でも距離に不安
  • 充填インフラが整っていない
  • 高額なバッテリーの寿命が短い
  • 冷暖房のバッテリー消費過大

消費者にとってEV自動車「温室効果ガス排出ゼロ」の表現だけで埋まらないEV自動車の負の部分を時間をかけて埋める必要があると感じている。欧米・中国で補助金政策でEV自動車へのシフトを模索したが、拡大すると「EV自動車は高い、航続距離が短い、充填スタンド整っていない、電力供給に化石燃料の発電所、寒冷地のEVに懸念など消費者にとって懸念する材料が整っていない・・・2024年度EVメーカーの株価が大きく値を下げている。

各メーカーは戦略転換(EV化を少し遅らす)を迫られている。EV専業メーカーのテスラ・BYDなどは新たな戦略を生み出す展開に! 注目されるトヨタのハイブリッドの更なる進化と、自前のバッテリー開発に注力すると思われます。EV化とハイブリッドの更なる進化に期待したいと思います。