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トヨタEV専用車台 量産化とコスト削減

トヨタEV自動車bz4xの生産見直し

2021年~22年にかけてトヨタに対する市場の反応は「EV化の遅れ」を評価する論評が多く効かれ懸念されてきました。テスラは生産台数100万台でトヨタの1000万台の資産価値以上の評価が下され世界の情勢の厳しさが懸念され続けました。トヨタ社長は自動車工業会会長として厳しい世界情勢に立ち向かう姿勢を表現し「全方位の自動車を造り日本自動車産業550万人の雇用を守る」と一貫して表現してきました。しかし、世界の情勢は刻々と変化し、EV化の進化は加速しているように映り、政府・経済界からも焦りの表現が飛び交っていました。2021年9月、トヨタは世界の工場に隣接する自前の電池製造に投資を拡大すると表明、それでも懸念が払拭できず、2030年までに30車種のEV自動車のラインナップを発表、さらに、一昨年末にEV自動車のbz4xの市場投入を発表しました。テスラ・中国メーカーは安価なEV自動車を投入する中で、突然bz4xの生産を停止させました。懸念が示される中で対抗する長期戦略としてEV専用車台の開発を進めて今回発表されました。 

ガソリン車・HV・PHV・水素車

2020年~新型コロナウイルスの世界的蔓延、2022年~ロシアのウクライナ侵攻によって世界の社会経済活動は大きな混乱期を迎え、人の行動制限が起こり、物流の停滞、エネルギー資源の争奪・高騰が戦争によって加速し、資源高騰によって世界的な物価高が起こっています。世界の各国はこの難局を如何に乗り越えるか苦心しています。自動車産業界も次世代の戦略の大きな転換点を迎えています。EV自動車の開発が加速する中で世界トップのトヨタ自動車の戦略が日本経済に大きな影響が及び、政府・自動車工業会・トヨタの戦略が一致して進められることを期待されます。トヨタを中心としてEV戦略に懸念を示す情報が流れてきます。トヨタも企業・日本経済・戦略を駆使して判断を慎重に見極めてると受け止めています。燃料電池車(MIRAI)に希望を抱きましたが遅々として進まず、トヨタは水素を直接エンジンに注入する戦略も披露しています。全てに一長一短があり、「温室効果ガス排出ゼロ」の中で、石炭火力が増えている現状に懸念する社会も存在します。

EV自動車の命運をかけるバッテリー開発

トヨタはハイブリット車の中でバッテリー開発を行ってきた実績があり、日産は10年前からEV自動車を市場に投入してきた実績の積み重ねがあります。日本はリチュームイオン電池の開発者(2019年ノーベル賞授賞吉野彰)の国でSONYのビデオカメラに搭載が始まりでバッテリー技術と生産で世界を制覇していました。しかし、現在は中国・韓国メーカーに市場を奪われ市場規模は10%程度に減少しています。次世代バッテリーは「固体電池」と言われ安全性、軽量化、小型化に開発者がしのぎを削っています。固体電池の特許件数でトヨタが先行していると言われています。EV化の戦略にバッテリー技術が含まれています。トヨタはEV化の戦略にバッテリー生産を内製化(工場内に併設)する戦略を描いて計画を発表しています。政府NEDOに各企業の技術者が参加し日本バッテリーの開発に注力し、世界戦略に勝利することが求められています。

リチュウムイオンバッテリーは発火の危険性

リチュウムイオンバッテリーは発火の恐れがあり製品の取り扱いには要注意の製品です。バッテリーに対する衝撃、高温、不具合などによりショートなどが起こりパソコンや自動車が突然発火、自動車・パソコンの解体現場でも同様の発火、駐車中のEV車の高温などによる自然発火が起こり、一度発火すると消火に手間取り延焼の危険性が大きい、バッテリー内で電流の流れを調整している液が影響し燃え広がり消化が難しく危険性があります。トヨタではハイブリット用で搭載しているバッテリーの安全性・長寿命化の技術検証が積み重ねて来た実績があります。トヨタのEV車にはトヨタの純正バッテリーが搭載することを計画しています。 

EV自動車・車載電池開発・自動運転知能

EV自動車開発の運命を握っている車載電池開発は世界の開発者がしのぎを削って開発に投資しています。自動車を制御する半導体の開発生産も熾烈な競争と争奪戦になっています。自動運転技術もレベル4以上の開発を急ぎAI技術を駆使した装置の搭載も求められています。 

豊田章男社長交代のニュースに驚き

エネルギッシュな豊田章男社長が交代し会長に就任のニュースが飛び込んできました。EV自動車の専用車台 量産化とコスト削減の記事を掲載後に突然ニュースが飛び込んできました。66歳は古い人間として交代の弁を発しました。トップ経営者の交代の難しさを感じます。

豊田章男社長→会長就任(4月)発表

日本・世界を代表するトヨタ自動車の社長の交代newsが飛び込んできました。14年前トヨタがハイブリッド車プリウスのアメリカでの訴訟問題で議会公聴会に呼ばれ宣誓する姿が浮かびます。就任間もない若きプリンスが世界が注目する席に着き「プリウスの安全性」を自信をもって説明する姿が浮かびます。父章一郎~何代かを経て豊田家からの社長就任の厳しい時期でした。アメリカのリーマンショックによる自動車産業の混乱期に訴訟によって厳しい洗礼を受けました。52歳の章男社長は毅然としてアメリカの公聴会を乗り越えました。それから14年自動車産業の世界のトップ企業に引き上げ、自動車工業会の会長を3期連続で引き受け牽引しています。EV自動車の大変革期に若きリーダーに交代する電撃的なニュースが飛び込んできました。新社長予定者佐藤恒治執行役員(53歳)は技術畑でレクサス部門のトップを歴任創業家以外の社長として激動の自動車業界を率いることになります。当面代表権のある豊田章男会長との連携の中で運営することになると思われます。

豊田章男社長の交代のきっかけは「内山田会長75歳の退任にあり、トヨタの変革をさらに進めるには、私が会長となり、新社長をサポートする形が一番良いと考えた」と表明しました。