コロナ感染2万人突破 災害レベルの拡大 

1万人突破(7月28日)~半月で倍の2万人突破の脅威

デルタ株による感染拡大が懸念される中で、世界最大のスポーツの祭典「東京オリンピック」が7月23日開幕しました。多くの反対の世論がある中でIOC、東京都、組織委員会、政府が開催を決断し、1万1千人のアスリートが最大のパフォーマンスを発揮し、感動の舞台を作ってくれました。一方で感染拡大が逆行するように増え続け第5波がピークを迎えていました。8月8日、感動の中で東京オリンピックの聖火が消されました。しかし、感染者数は拡大を続け8月13日一日2万人の感染者数を記録、東京都は8月13日5773人で”制御不能な災害的状況にある”と表明しています。

オリンピック閉幕 人流抑制とワクチン接種の拡大

無観客で開催したオリンピックが日本の活躍など感動と希望を生み出し閉幕しました。しかし、変異ウイルスデルタ株の蔓延によってコロナ感染拡大が収まらず、急角度の拡大状況にあり国民の不安が止まりません。繰り返される自粛要請が届かず人流が減ることなく増え、20代~30代の若い世代の感染構成比率が高まり、ワクチンを接種した高齢者の感染者数、重症化率が減少している現状があります。お盆の人流移動が拡大する前に、政府自治体は県を跨ぐ移動は控えてほしいと訴え続けています。

政府・コロナ対策分科会 尾身会長の提言 ~2週間で集中的に対策を強化~

  • 東京都の人流について「7月前半の5割にする必要がある」
  • デパ地下の食料品売り場やショッピングモールなど利用を控える
  • お盆の時期に帰省や旅行などで県境を超える移動の自粛を呼びかける

菅総理の記者会見

尾身会長の提言


爆発的感染拡大の中 菅総理の記者会見

東京オリンピックを無観客で開催で乗り切った菅総理はデルタ株の蔓延による感染拡大で一日2万人の感染者数を記録し危機的状況にあります。衆議院議員選挙を控え、世論調査で菅内閣の支持率が低下している中で厳しい対応が迫られています。記者の質問も責任論に及び厳しい対応が求められています。

感染症対策閣僚会議後の記者会見

全国の感染者数が増え続ける中で、政府は感染症対策閣僚会議を後に記者会見に臨みました。東京オリンピックをやり遂げた裏で、感染拡大が続き対策に追われています。衆議院選挙を控え、解散総選挙が近づく中で、世論の厳しい声が聞こえてきます。

全国の感染者が2万人を超えたこと、医療体制がひっ迫していることは承知しており、政府・自治体挙げて全力で体制をを受け、人流の抑制に全力で取り組む考えを表明しました。菅総理の対策の責任を問う声も記者から投げかけられ、”諸外国でロックダウンをしても事態が改善しなかった”と反論、ワクチンの接種に全力で取り組ん行きます。

  • 65歳以上高齢者のワクチン接種は7月末で計画を終えました。
  • 全対象者は10月初旬を目途に2回目を終える計画です。
  • 自宅療養の感染者への連絡が取れるように政府、自治体で強化していく
  • 酸素投与が必要な患者のために酸素ステーションの設置をする
  • 治療に効果のある「中和抗体」を治療できる拠点を設ける
  • 政府感染症分科会の提言を踏まえ商業施設など関係団体と連携して人流抑制に取り組む。