ロシアプーチン大統領 ウクライナ侵略の誤算!

クリミア併合が成功したプーチン大統領の野望

2014年3月18日 クリミア併合(ロシア・クリミア・セヴァストポリの3者調印)に世界は承認していない。(クリミア半島は黒海の対岸のロシアソチ冬季オリンピック 2月7日~23日開催後一カ月で突然進撃、用意周到に併合を行った。クリミア半島は第二次大戦の戦勝国によるヤルタ会談が行われた場所でウクライナ領で黒海に面する歴史的な場所です。プーチン大統領は密かに準備して冬季ソチオリンピック(過去にソ連がモスクワオリンピック前にアフガニスタン侵攻して西側諸国のボイコットに遭う)閉会後に欧米の隙をつくように進軍一カ月でロシア国に併合調印をしました。プーチン大統領は絶対的な権力でロシアの英雄となり支持率も一気に60%→80%になりました。強大な軍事力、広大な国土と石炭・石油・ガスを中心に豊富な地下資源を輸出する資源国として、一時期G8メンバー加わり国力を強めました。しかし、クリミア半島のウクライナからの略奪でG7メンバーから外され、オルガルヒと言われる富豪社会を作り上げ反対勢力を暗殺や圧政で弱体化し、民主主義国家→専制主義国家となりプーチン大統領の権力集中が行われました。ソ連崩壊に繋がった言われるゴルバチョフのペレストロイカは徐々にプーチン大統領によってロシア帝国の夢が語られ始めました。東ドイツ出身のメルケル首相などとの連携で、ロシアからガスパイプラインの敷設(2本)など欧州への燃料供給による支配を維持してきました。一方で拡張するNATO諸国の拡大への懸念が強まり、民主化を急ぐウクライナNATO加盟への懸念を強めてきました。中国とは国境を接する状況を安定させ対米・対欧州を牽制しました。

G7メンバー国の結束、日本は即座に対応

欧州での戦闘に、日本の岸田内閣はG7メンバーの主張に即座に賛同し、対ロシア制裁に加わりました。安倍政権時代に北方領土交渉を含むロシアプーチン大統領と安倍首相の会談が30回以上に及び「北方領土返還・日ソ平和条約締結」に繋がると期待したが、全て裏切られる形になりました。日米同盟の中で近隣する中国、ロシア・北朝鮮の対応の中で米国・欧州との協調を計り、日本の最大の貿易相手国中国の「台湾進攻」影響で日本有事の懸念も近づいています。日本は日本・米国・オーストラリア・インドによる「自由で開かれたインド太平洋」戦略を進め、一層の強固にするため欧州の影響力も視野に入れた日本の有事における戦略と政権運営の見直しを国民と共有する時期に来ています。

侵攻から9ヶ月ウクライナヘルソン奪還

住民投票で99%が併合を支持している4州をロシアの州として併合する調印式を9月30日クレムリンで州代表とプーチン大統領が署名を行いました。戦況で苦戦するロシアは強制的に偽りの住民投票を行って住民の意思によって併合しました。ウクライナはロシアを信頼せずヘルソン州を中心に奪還攻勢を強め、ヘルソン州の州都ヘルソンを包囲してドニプロ川を挟んで攻防が続いています。ロシア軍は住民を盾に抵抗していますが11月になってドニプロ川の対岸に撤退し州都ヘルソンを奪還しました。(ヘルソンはロシア進攻の最初の州都制圧で8ヶ月ロシアが支配していた地域です。

2月24日~ロシアの侵略戦争 長期化

ロシアのウクライナ侵略の経緯 NHK

2月24日~ロシアのウクライナ侵略戦争の経緯を地図上で戦況の推移を表現した画像がNHK報道で見つかりました。9カ月に及ぶ戦況の変化は目まぐるしく、一進一退の戦況がどちらに傾くのか、ロシア、ウクライナ国内の国民の動向、政府の対応、両大統領の振る舞いなどの変化に一喜一憂しながら情報を得ていました。ウクライナ難民の受け入れを積極的に行い、日本政府の対応も逐一変化してきました。アメリカ大統領の選挙でバイデン大統領率いる民主党が劣勢で、過激なトランプ元大統領率いる共和党の圧勝が予測されました。しかし、投票結果は民主党が情勢を挽回し上院は勝利、下院は民主党が追い上げて戦況が今だ決まっていません。トランプ元大統領の過激な戦略に少し陰りも見えています。バイデン大統領の物価高騰政策が厳しい状況にありましたが持ちこたえて中間選挙を乗り越え後半に備えます。遠い国ウクライナで起こっている戦況が世界に大きく影響しています。一日でも早く終結することを願っています。 毎日送られてくる大量の情報を精査してきました。 NHK報道 画像検索  毎日の変化を確認