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菅総理退陣 混迷する総理大臣選挙 

菅総理が緊急登板した総裁としての一年、所信表明から

任期途中で退任した安倍前首相(任期2021年)に変わって菅官房長官は多くの自民党の指示を得て総裁に就任しました。安倍総理の残された任期での就任、新型コロナ過での厳しい政局を担うことになりました。終盤には表現力を問われ、支持率が30%台(就任時62%)に落ち込み、衆議院選挙を控えて懸念が広がりました。

  • 新型コロナウイルス対策 
  • グリーン社会(温室効果ガス排出ゼロ宣言)
  • 東日本大震災から10年、復興・災害対策
  • デジタル改革(デジタル庁の創設)
  • イノベーション(技術革新)の課題
  • 地方への人の流れをつくる
  • 少子化対策と社会保障の将来
  • 外交・安全保障
  • 孤独・孤立対策
  • 東京オリンピック・パラリンピック開催

就任以来、1年間休みなく働き続けた菅総理は、国民と自民党議員の掌握が出来ないまま立候補しない決断!

菅総理にとってはコロナ禍の厳しい中で、政策を実現する難しい運営を迫られ道半ばで退陣に追い込まれました。

立候補予定者の顔ぶれが出揃ってきました

自民党総裁選9月17日告示29日投開票が決定されました。最初に立候補を表明した岸田氏、其々候補が名乗りを上げています。菅総理も立候補すると表明していましたが、国民の世論、地元横浜の市長選に小此木氏が大差で敗れると、衆議院を控えた若手議員が動揺し、菅離れが起こってきました。9月3日自民党役員会で突如、出馬しないと表明混迷の総裁選になっています。今日(9月7日)石破氏も立候補しない意向が伝わってきています。告示までに立候補者は政策を掲げて自民党総裁選挙に突入することになります。

就任一年 菅総理の無念の退陣表明

9月3日 突然の菅総理退陣表明

9月3日 菅総理は自民党役員会の席上「総裁選に出馬しない」と表明、総裁選は任期の規定で行われ、すでに岸田氏が立候補を表明し、菅総理も立候補を示唆していました。

総理選任は自民党国会議員と自民党党員による選挙によって選ばれます。

感染力強いデルタ株への変異によって第5波が全国に拡大しました。菅総理は休むことなく対応に追われ、不安に思う国民の批判を浴び続けました。菅総理は斬新的なアイデアで政権維持を図っていましたが「新型コロナウイルスの変異株」などの感染拡大に追い込まれました。

不安に思う「国民」は菅総理の信任に疑問を抱き、急速に支持率が30%台に下降しました。東京オリ・パラは無観客となり開催を実行しました。衆議院選挙を戦う議員にとって厳しい戦いになると就任1~3期の若手議員から動揺が生まれていました。街角の国民も「菅では?」と発言しだしていました。

菅総理退陣表明で株価急上昇

デルタ株による感染拡大する中で、7月23日開幕~8月8日閉幕の東京オリンピック、8月24日開幕~9月5日閉幕の東京パラリンピックの祭典は無観客開催でしたが世界のアスリートの活躍をメデイアを通して、コロナの不安を超えて楽しむことが出来ました。日本選手も過去最大のメダルを獲得し、感動を与えてくれました。開催反対の世論多い中で、世界のアスリートの祭典を強行しました。政府・東京都・IOCが協議して大きな障害を乗り越えて終えました。日本の総裁選挙と衆議院選挙を控え、菅総理は徐々に追い詰められ、9月3日「総裁選に立候補しない」と表明、日本中に衝撃が走りました。徐々に株価が上昇する中で「退陣表明」によって外国人投資家の買い注文が加速し日経平均株価30000円超す状況が生まれています。