万博開催決定~新型コロナの蔓延・侵略戦争
2018年11月24日フランスパリ博覧会協会総会で55年ぶり大阪万博決定の知らせは沈みゆく大阪復活の瞬間でした。政府代表世耕大臣、経団連榊原会長、大阪府松井知事、大阪市吉村市長のバンザイ歓喜の光景が浮かびます。翌年2019年6月、G20大阪開催など世界に「大阪」をアピールする時がやってきました。しかし、2020年の新型コロナウイルスの発生、感染拡大で世界的な人流制限などで4000万人を目指した観光立国日本も厳しい局面に突入しました。東京オリンピック、ドバイ万博も1年遅れの開催を余儀なくされ、2年後の北京オリンピックも無観客開催となる中、2022年2月24日ロシアによるウクライナ侵攻が開始され、世界戦争の様相に発展し、世界情勢は厳しさが増しました。
暗雲が垂れこもる万博開催の準備と気運
開催決定から始まった準備期間の出来事
- 新型コロナウイルス発生・蔓延
- 変異株で繰り返される感染拡大
- 東京オリンピック1年延期無観客
- 北京冬季オリンピック無観客開催
- ドバイ万博1年延期開催
2022年2月24日 ロシアによるウクライナ侵攻
- ロシアの一方的なウクライナ侵略
- 自由主義と専制主義の戦い
- エネルギー資源の高騰が世界に
- 世界経済は大きく後退・物価高騰
2025大阪・関西万博は世界の社会・経済活動の厳しい環境の中で予定する150の国・地域の参加表明も遅れ準備・計画が大幅に変更されました。夢洲のIR事業の計画も承認が先送りされ、舞洲からのアクセス計画も縮小・延期を余儀なくされました。
「いのち輝く未来社会のデザイン」
大阪・関西万博まで2年夢洲で起工式
2023年4月13日、万博会場夢洲に政府岸田首相・経団連十倉会長・開催都市大阪府吉村知事他250人が参列して起工式が行われました。開催まで2年を迎えパビリオン建設など本格的な工事が始まります。世界の社会・経済が混迷する物価高の中で資材の高騰、調達不足、建設労働者不足などによるコスト高の中で、各パビリオンの建設入札も未成立など厳しさを増しています。政府・経済界・開催自治体が一丸となって準備を進めていくことを誓って鍬入れ式を行いました。