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2025大阪・関西万博まで2年 建設急ピッチ

万博開場の夢洲駅の建設が急ピッチ

万博へのメインアクセスは大阪メトロ中央線のコスモスクエア駅からの延長が急ピッチで進められています。決定当時大阪メトロが1000億円かけた55階建て駅ターミナルビルを発表しましたが、新型コロナとIR事業決定延期などで計画が伸び駅舎だけの建設になり幅20m×深さ17m×全長400mの駅と咲州コスモスクエアへの未着工700mのトンネル工事を行っています。負の遺産と言われる夢洲は大阪オリンピックへの誘致計画中に咲州⇔夢洲間の海底部分(トンネル)は完成(密閉)していた経緯(負の遺産復活)がありました。

地盤改良して会場・パビリオン建設

会場一帯は3年前は「干潟」で会場建設には厳しい環境のままでした。大阪湾の埋め立て事業で造成された「夢洲」は放置されている期間に地盤沈下して干潟状態で放置されていました。会場・パビリオン建設(2023年4月~)建設が始まる前に追加予算を投入して「地盤改良」を行い最小限の地盤沈下と強度を維持する状態で本格工事が始まります。護岸堤防は高さ11mの土手で囲っていますが「南海地震」などの津波対策の高さ(5.5m)を維持し土手部分をコンクリートで固め、2019年の関西空港の浸水などの教訓を生かす対策を行うとしています。

会場・パビリオン建設 2023年4月着工

2023年4月(今春)~会場・パビリオンが本格的に工事着工が予定されています。各パビリオンとも世界的な物価高などの影響で「建設予算」が計画よりも大きく膨らみ、入札が不調になって、設計の見直しなどが急ピッチで進められています。2024年末には会場・パビリオンの建設が終わり、開催の2025年4月の開場まで準備期間が必要です。集中した突貫工事が予測されます。大阪花博でもギリギリまで工事が進められました。成功を祈ります。

2025大阪・関西万博の建設状況を追う

開催まで2年と迫る中で、厳しいスケジュールと混乱が予測されます。順次状況をブログで報告します。