· 

太陽光発電「ペロブスカイト」発明(日本)

世界中が競う塗る薄膜太陽光パネル

世界はスマホなどに凝縮されている半導体技術の基盤の微細な配線は印字技術によってナノの世界を作り上げて小型化・高速化・大容量・高度化などに究極の技術が生かされています。50年以上前から世に出ているシリコン系「太陽光発電パネル」は今も主流で、重たい、硬いなどの欠点の中で長寿命(25年以上)安全性、変換効率25%を維持するパネルとして世界に普及しています。しかし、構造物として限られたところにしか設置できない欠点もあります。新発明の「ペロブスカイト」は電極など必要な層を塗布することで出来、曲げたり、長くしたり柔軟に対応できることで、幅広い箇所に貼り付けることが出来ます。シリコン系は太陽光線が差し込むところしか発電しませんが、新開発「ペロブスカイト」は曇りでも、北側でも光線を受けることが出来ます。

梅北第2期工事
梅北第2期工事

ペロブスカイトの実用化が近づいている

「ペロブスカイト」を検索すると日本の名だたる大学や企業が実用化に向けた開発が急ピッチで進められています。開発者の宮坂力教授(横浜桐蔭大学)の開発はノーベル賞級の開発と言われ、世界が研究・開発を進めています。開発国の日本が先頭を切って実用化に向けた製品を発表することに期待します。既に2025年を目途に大阪梅北第2地区に採用したいと進めている企業もあります。「2025大阪・関西万博」にも実用化の新素材として披露されるのではないかと期待が膨らんでいます。

発展する梅北第2期工事

開発者宮坂力教授(横浜桐蔭大学)のキャンバス内 陸上トラックに2022年春「熱交換塗料」塗布

日本は再生可能エネルギー開発の先進国

東京都地産地消型再エネ増強プロジェクト

日本の最大のエネルギー(電力)消費地の東京都は地産地消に注力した電力需給を実現する「地産地消の再エネ増強プロジェクト」を立ち上げ強化を開始しました。都心のビル・マンション群、郊外の住宅地に有効な再生可能エネルギーの主流に太陽光パネルの設置と蓄電地機能の充実を提案しています。現行のシリコン系太陽光パネルは重量が重く、耐震構造など設置に障害になることが多くあり、さらに南側に面することが条件で限られた設置面積になります。風力などは東京都内では難しく、ビル群の屋上も限られたスペースになります。しかし、パネルの軽量化、柔軟性が実現でき、北側でも効果を発揮するパネルが出来れば、壁面、自動車、店舗の屋上壁面など利用価値が大きく広がります。