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日本 感染拡大で急ぐワクチン接種

変異ウイルスによる感染拡大の危機を迎えて動き出す

世界11位の1億2千万の人口を抱える日本は、昨年の緊急事態宣言、第2波・第3波の対応で乗り越えてきました。しかし、変異ウイルスの感染拡大、重症化率、若年比率の拡大で厳しい第4波を迎えています。ワクチン確保の遅れが日本の厳しい状況を生み出しています。優先的に医療従事者への接種が中々進んでいないと感じています。

関西圏に英国型変異ウイルスが蔓延し、大阪で1000人を超す日が続き、重症化率が高く重症病床が100%を超え病床がひっ迫ています。自宅待機や中等病床に止め置かれ、救急搬送先が見つからない厳しい状況が続いています。繰り返される1年間の緊急事態宣言等の対応に、若者の行動制限は日々難しく人流が止まらなくなっています。

海外と違うコロナ対策とワクチン接種体制

3500万人の高齢者ワクチン接種に翻弄される日本国民、明治以来続く日本の官僚組織と政治の狭間で国民は右往左往する状況にあります。国民は行政の判断、指示、指導の下に行動してきました。しかし、各省庁間、地方行政の壁は常に指摘されてきました。日本は憲法と膨大な規制の基に制度が運用され、行政改革の必要性を説いても官僚組織の抵抗と法の制約で即断即決が思うようにいきません。海外で承認されているモデルナ・アストロゼネカのワクチンは使用3日前に承認される始末です。ワクチンを接種するには厚生労働省・総務省、地方自治体、行政改革ワクチン担当、政府、医師会、看護士会、歯科医師会、薬剤師会、その他多くの組織の連携が必要になります。緊急時の対応に防衛省の対応に至り多くの難題を乗り越える必要が生まれます。データ管理にデジタル庁の連携も必要になります。

大量の集団接種を防衛省に依頼、何か動き出す感じが見えてきました。!

ワクチン接種予約に戸惑う高齢者

画像は自治体の電話受付センターです。各自治体は電話受付・ネット受付を採用して対応しています。しかし、発信する高齢者には受付の状況は全く確認できません。接種予約を確保したい一心で電話・ネットをかけ続けます。

~何度試みても繋がりません~ 周りに予約できた人はいない

私は2週続けて試みましたが繋がらず断念~

高齢者の多くは落胆して、予約行動すら諦めることになります。

近所の掛かりつけ医に相談、”5月10日に来てください”と言われ、10日の8時前覗いたら医院の前に人が並んでいました。慌てて書類を取りに帰って1時間10分前に並びました。既に33番です。一番の人は朝6時から個人医院の前にイスをもってきて並んだそうです。(75歳以上の高齢者の予約と接種は大変な労力です。医院も大変です)

5月22日 1回目のワクチン接種を受けました。接種後15分待機、支障がなく、打った左肩が少し痛みある感じ!

1回目を終わって安堵、数人に接種した喜びの報告をしました。

高齢化が進む日本 予約に混乱

日本は縦割り行政の打破、行政改革、デジタル化の遅れなど改善すべきことが新型コロナ対策で沢山出てきました。行政の予約システム ・窓口予約・電話予約・ネット予約全てにおいて集中し混乱を招きました。国民のストレスは相当なものがあります。自衛隊の集団接種には予約システムの連携が不十分で重複も考えられます。