新型コロナウイルス 第3波の対応(大阪府)

大阪府「大阪コロナ重症センター」開設

大阪府は第3波に備えて準備してきた新型コロナウイルスの重傷者を臨時に受け入れる「大阪コロナ重症センター(仮称)」を大阪市住吉区の府立病院機構の大阪急性期・総合医療センターの駐車場にプレハブを建て、人工呼吸器を配備した30床を確保12月15日に開設準備ができました。しかし、医療・看護スタッフ150人の確保が50名に留まり厳しく、吉村知事は国に支援を要請、自衛隊の派遣決定、全国知事会の協力で25名の看護師の支援を受けることが出来感謝の言葉を述べました。12月15日に重症センターが稼働します。

 第2波の7月に大阪府は重症センター決断

大阪府吉村知事、7月27日第二波の最中に冬の感染拡大を想定して重症センターの設置を発表し、準備を重ねてきました。12月15日開設に医療・看護スタッフの不足(150名の予定が50名)で厳しく、国と全国知事会に要請し開所に漕ぎつけました。2年間の予定で運営されます。

大阪府は一早く中等症の十三市民病院では長期の専用病院の運営で医療スタッフの退職が起こる。

第3波を迎えて、大阪府の重症患者が加速していることから、準備してきたことが活用されることに安堵しています。府民及び国民の協力なくして難局を乗り切ることが出来ません。

コロナ対策 アクセルとブレーキを踏み続ける

GOTOキャンペーンを続ける政府と与論

4月の第一波緊急事態宣言以来、国民に厳しい自粛を求めゴールデンウイークは前年比90%以上の移動制限が実行され観光業界関連が大きな打撃を受けました。安倍内閣において立案されたGOTOキャンペーンは夏休みに入る7月22日から東京都を除く全国で運用が開始されました。8月初めには感染第2波を迎え、収束した傾向をにらんで10月1日東京都もトラベル事業に参加一気に加速して人の移動が活発になり観光関連業が潤いを見せ、復活のV字回復の傾向を示しました。しかし、11月に入って寒気の季節になり予想された第3波の兆候が見え始めました。11月の中旬になるとGOTOキャンペーンの影響と与論が厳しい指摘をしだし、政府と国民の間で一部異論が出てきました。政府はGOTOキャンペーンのアクセルを踏み続け、経済再生への打撃を懸念し続けました。医療関係者から制限の要請が起こっています。重傷者が増え医療崩壊寸前に追い込まれている自治体が出てきました。北海道・大阪でGOTOキャンペーンの一次凍結の依頼、東京都の65歳以上の高齢者・基礎疾患のある方の制限を実施に至っています。

新型コロナワクチン接種がイギリスで開始

新型コロナワクチン開発が1年を満たない時期に、治験の経過が95%以上の結果を得られたとして、イギリスが接種を承認し開始しました。現状では日本の接種は明確になっていません。ワクチンの割り当て予約で来年6月までに1億人分が確保されていると言われています。

ワクチン接種を希望する人は半数にもなっていません。余りにも早い実施による副作用の有無など多くの人は懐疑的です。