2025 大阪・関西万博 · 21日 11月 2023
2025年大阪・関西万博のパビリオン建設にはいくつかの問題があります。
工事業者の確保: 自前でパビリオンを建設する予定だった60か国のうち、20か国しか工事業者を確保できていません1。39か国はまだ工事業者が決まっていません1。また、日本経済新聞が自前でパビリオンを建てる60カ国に聞いたところ、着工が2024年以降になる見通しの国が少なくとも7カ国あったとのことです2。
資材費の高騰と人手不足: タイプAのパビリオンを巡っては、資材費の高騰や人手不足の影響で工事業者探しが難航しています1。これらの問題は、建設工事の進行を遅らせています3。
建設費の増加: 万博の会場建設費は国と大阪府・大阪市、経済界の3者が3分の1ずつ負担する予定でしたが、資材費の高騰などを理由に増額する方向で調整しています1。
これらの問題を解決するために、万博協会は参加国に対し、万博協会が代わりに建設する簡易なパビリオン「タイプX」への移行を提案しています1。しかし、タイプXへの移行を決めたのは1か国だけで、タイプXに関心を持つ国も10か国程度にとどまっています。諸問題が解決されない限り遅れに懸念が残ります。