東京五輪・ドバイ万博一年遅れ開催
東京オリンピックとドバイ万博は新型コロナウイルスの流行により1年延期されました。ドバイ万博は2021年10月1日から2022年3月31日まで開催され、2410万人の来場者を迎えました。2022年2月24日にはロシアによるウクライナ侵攻が始まり、自由主義と専制主義の対立が激化し、世界経済は混乱し物価の高騰を引き起こしました。この混乱は世界を分断し、新型コロナウイルスの影響は2020年1月から4年が経過した現在も続いています。侵攻戦争は世界の物価上昇を加速させ、社会に大きな影響を与えており、2025年の大阪・関西万博の建設にも影響を及ぼしています。
2025大阪・関西万博の開幕が迫る
万博建設の遅れと高騰する建設費
大阪・関西万博の建設は、いくつかの課題に直面しています。まず、建設の遅れが深刻な問題となっています。特に、海外パビリオンの約3分の1はまだ建設業者が決まっておらず、着工の見通しが立っていません12。また、資材価格や人件費の高騰により、会場建設費は当初の1250億円から約2350億円に増加しています13。
さらに、建設現場の「2024年問題」に対応するため、残業時間の規制による労働力不足や工事の遅れも懸念されています1。これらの要因が重なり、開幕までにすべての建設が完了するかどうかが不透明な状況です。