グラングリーン大阪 先行まち開き

「うめきた」100年に一度の大規模開発

大阪駅北側の旧JR貨物ヤード跡地(24㌶)は2002年に都市再生緊急整備地域に指定され開発が始まり、2013年グランフロント大阪(7㌶)の商業施設が開業しました。残る二期工事(17㌶)は”みどり”をコンセプトに開発計画が策定され100年に一度の大規模開発「うめきた2期工事」が進められています。一日250万人が利用する西日本最大のターミナル駅梅田地区「大阪・梅田駅」JR・阪急・阪神・地下鉄メトロ7駅15路線が利用する巨大ターミナルです。昨年JR貨物線を迂回させてJR大阪駅の北側に地下駅を完成させました。

元々のJR貨物ヤードから、緑豊かな都市公園造り、どのようにして都市機能を調和するか、日本初で海外でも例を見ない都市空間のうめきた二期工事の建設中です。

グラングリーン大阪の先行まちびらき 9月6日

大阪府・大阪市・UR都市機構・グラングリーン大阪開発事業者・JR西日本等が連携し「みどりとイノベーション」の融合拠点の実現を目指す「うめきた2期区域」が、令和6年9月6日いよいよ先行まちびらきを迎えます。~大阪市HPより掲載~

先行まちびらきは、まちの「みどり」の中心となるうめきた公園や、多様な人々が集い交わることで、新たなイノベーションの創出を目指す、まちの中核機能施設「JAMBASE」の一部などが開業します。全体のまちびらきは令和9年(2027年)の予定。

グラングリーン大阪 先行まちびらき

大阪駅周辺を「うめだ・梅田」と呼ぶ

明治7年 日本初のレンガ造りの駅舎大阪駅完成

大阪では大阪駅ターミナル地域を「梅田」と呼んでいます。もともとこの場所は「田んぼ」を「埋めた」ことから「埋め田→梅田」になったと言われています。明治維新後の明治政府は鉄道施設を計画、大阪の拠点駅の地を堂島付近に検討したが東海道線の拠点、神戸~大阪~京都~東京の検討の中で菜の花畑の梅田に計画しました。明治維新の西洋の近代化が始まって、明治5年新橋⇔横浜に最初の鉄道ができました。明治7年に日本初(東京駅より前)レンガ造り大阪駅舎がポツンと完成、神戸⇔大阪間の鉄道敷設が始まりました。明治7年大阪駅前の風景に人力車が写っています。 

現在の大阪城
現在の大阪城

大阪活性化のシンボルうめきた再開発

太閤秀吉の大坂築城(1583年~1599年)によって戦国時代の織田信長~豊臣秀吉~徳川家康の時代、秀吉天下統一の居城として上町台地に大坂城が建立されました。秀吉は居城の周りを運河で整備し商都の街大坂を築きました。徳川の江戸幕府の時代も商都の街として栄え、米問屋淀屋など日本の商いを主導してきました。

 最初の都は藤原京(694年奈良)~遷都平安京(794年京都)となり戦国時代(安土~大坂~江戸)に政治都市は変遷しました。明治~首都東京は政治・経済の中心地として発展を続けましたが、大阪は商都の街として昭和の時代を生き続けました。バブル経済崩壊の平成期になって東京一極集中が加速し「衰退するおおさか」として再構築を迫られていました。