蔡英文政権に感染症の専門家が揃っていた
日本は4月になって感染症の拡大の危機に直面しています。台湾は1月11日の総統選挙で蔡英文氏が再選されました。香港デモに揺れた中国の一国二制度に反旗した若者が蔡英文に傾き、中国の厳しい制裁と圧力の中で再選しました。1月20日習近平国家主席が新型コロナウイルスの感染危機を公表すると、台湾はすでに政府が対策組織を立ち上げ着手していました。台湾は2003年のSARS発生の時、WHOからも認められていない国家として情報が得られず苦い経験をしています。その頃から国の対応として感染症の専門家が助言をしていました。蔡英文の再選によって感染症の専門家である副総統陳建仁の名前があげられています。対策の陣頭指揮を執り蔡英文政権を支えています。最初に一般国民は普通のマスクで十分、マスクの着用を最初に説いて始まりました。(トランプ大統領は30万人の感染者を出してマスクの必要性を唱え、自らはマスクをつけないと言っています)
感染症の専門家が政権の副総裁であったことが幸運であったと言われ、政党が変わっていれば難しかったかもわかりません。政権内に若手の閣僚やスタッフがSNSなどを駆使して情報収集や注意喚起の発信をするシステムを作り上げたと評価されています。