コミュニティタウンに機能性塗料「熱交換塗料」塗布
昨年コミュニティタウンの大規模改修(全棟塗装)に管理組合の全面塗装に合わせて、建築物の温熱環境の改善のご要望の中で、熱交換塗料が候補に採用され、昨年末(2018年12月)入札による業者選定の資料により、大阪府泉大津市、協立技研株式会社に決まり塗料製品 熱交換塗料及びプライマー(下地剤)の納入準備を行い工程表が提出され、本年(2019年)8月1日~12月末完工の計画で4棟+付属建物を工程表に沿って順次施工し12月20日完工引き渡しが行われました。
真夏からの施工で現場事務所に熱交換塗料を塗布した環境を現場監督に実感していただき、驚きの好評をいただいて始まりました。浜寺ガーデンハイムの住民の皆様のご協力に感謝申し上げます。冬の結露などの寒さ、真夏の屋根・壁面から伝わる熱の改善を喜んで頂けると思います。
浜寺ガーデンハイム 屋根・外壁・周辺塗装工事 9000㎡
-
屋根 2191㎡(S棟 669㎡ E棟 567㎡ W棟 486㎡ N棟 420㎡ 付属建物 49㎡)
- 外壁 6145㎡(S棟 1835㎡ E棟 1608㎡ W棟 680㎡ N棟 1906㎡ 負造建物 116㎡)
- 屋根 WE-907/D-53 (アスファルトシングル防水層)
- 外壁 O-701 H/D-47
- 手摺等鉄部 CCP-117/D-47
熱交換塗料の表面温度が10度以上変わる
世界規模で課題となって議論されている国連気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25スペイン・マドリード2019)が議論されました。
熱交換塗料は22年前のCOP3(京都議定書)で先進国が率先して気候変動に取り組む姿勢を示し日本は開催国で中心的な役割を担いました。
塗料でも役に立てないかと大阪の中小企業アルバー工業(機能性塗料メーカー)が開発した2つのエレメントによって塗膜の熱が下がることを発見・開発、市場の研究会などを通して、地道な現場実証活動を繰り返し、2011年の東日本大震災の福島原子力発電所の爆発事故で電力需要の削減が求められる状況の中で拡がりを見ました。
真夏に温度環境の改善が体感していただける
温度環境の改善を体感
一般的に夏が近づくと自然と最上階の屋根に当たる直射日光が屋根裏に温熱を伝え、真夏には屋根裏の温度上昇を招き最上階は熱くなります。
外壁も同様差し込んだ太陽光線(特に南面など)によってコンクリート壁面が暖められ蓄熱した壁が、真夏には夜になっても温度が下がりません。
熱交換塗料は25度以上になった温度は起電現象(塗膜内運動エネルギー)によって夜になっても働いて温度低減を図っています。
冬にはマイナス温度になると活動を始め温度をプラスにする活動を始め結露対策にも有効な環境をつくります。北面の壁などの結露対策に効果発揮します。
上塗りの塗料は親水性効果を発揮して汚れが付着しにくい塗料になっていています。黄沙・M2.5 や煤煙などで表面に汚れが付着しても、塗膜内の活動によって昼も夜も変わらない機能を発揮し続けます。
グリーンラベルの認定 熱交換塗料
国の全般的環境管理計画「グリーン・プラン」の一環として環境省が導入してプログラムを運営していたシステムを産業界や地域社会の環境への意識向上を図るため、シンガポールに設立されたNGO環境協議会にグリーンラベル発行を移譲して運営されています。
熱交換塗料もグリーンラベルの認定製品となっています。地球温暖化には地道な活動の積み重ね世界共通の未来の安定を求めて取り組んでまいります。