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第2次世界大戦後の東西冷戦、日韓の環境

⓵ 1950年朝鮮戦争勃発 1953年休戦協定

朝鮮戦争は1945年の第2次世界大戦の終結後、1948年に成立した朝鮮民族の分断国家である大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)主権を争う戦争で、1950年6月に金日成率いる北朝鮮が事実上の国境線と化していた38度線を越えて韓国に侵略で始まる。

1953年米国主体の国連軍を率いる韓国中国が参戦した北朝鮮と軍事境界線を設けて休戦協定を締結。

 

② ベトナム戦争

第2次世界大戦後のベトナムの戦争(インドシナ戦争)の中、1954年のジュネーブ協定で南北分断国家、1964年のトンキン湾事件(アメリカ艦船を襲撃)でアメリカ合衆国が大規模に介入、1973年のパリ協定を経て、1975年ベトナム民主共和国(北ベトナム)と南ベトナム解放民族戦線の勝利によって終わった。(東西冷戦の代理戦争)

アメリカは最大56万人の米兵を送り込み、韓国は5千人の韓国兵を送り込んでいました。ベトナムを勝利に導いたホーチミン(革命家・初代主席)世襲制などを引かず国民に信頼された政治家として国民に称賛され、南部にホーチミン市なども残されています。

③ 1989年 東西ドイツベルリンの壁崩壊

ソビエト連邦崩壊の象徴として東西ドイツを分断していた壁が、1989年の東ドイツ自由往来宣言によって壁の撤去が始まりました。強固な経済力を誇る西ドイツに吸収されるように、東ドイツの国民は西ドイツに職を求めて移動し、世界第4位の経済大国ドイツがあります。メルケル首相は東ドイツ出身の政治家です。

米ロ冷戦が、米中貿易戦争に

米中貿易戦争で世界経済は混乱に陥る

資本主義と共産主義の中で争ってきた歴史は、経済大国2位に成長した中国と米国の貿易戦争に発展しています。

中国で開かれた経済閣僚会議でも互いに譲らず、米国は残された輸出品に対して10%の関税をかけると宣言した。

経済大国1位・2位の激しい対立で世界経済にも大きく影響しています。