近年、日本では40度を超える「酷暑日」が各地で連日のように発生し、熱中症による救急搬送が急増しています。北半球でも同様で、スペイン・フランス・ドイツ、そしてカナダなどで40度を超える熱波が頻発し、熱中症や山林火災が社会問題となっています。
特に深刻なのは、北海道と同じ緯度に位置する欧州の多くの地域では、住宅に空調設備が整っていないことです。これまで冷房を必要としない気候だったため、建物の構造が夏の高温に対応しておらず、住民の健康被害が拡大しています。
2015年に世界各国が批准を約束したパリ協定から10年。アメリカはトランプ政権下で協定を離脱し、世界の協力体制は一時的に揺らぎました。しかし、熱波・山火事・洪水などの現実が、私たちを再び地球温暖化対策へと引き戻しています。今こそ、国際社会が一致協力して温暖化対策に立ち戻る必要があります。
その中で、日本の技術が果たせる役割は小さくありません。熱交換塗料のような建物の温度を下げる技術は、冷房設備が整っていない地域でも効果を発揮し、都市の暑さ対策と省エネを同時に実現できます。建物の表面温度を下げることで冷房負荷をとが可能です。