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ポリウレア(ノンマシ)施工現場

経年劣化による汚れ、剥離やクラック
経年劣化による汚れ、剥離やクラック

ノンマシ(機械不要)ポリウレアの開発

高度成長期に造られたインフラが老朽化し、亀裂や剥離が見過ごされがちな中で、ノンマシ(機械不要)ポリウレアの登場は、まるで森の奥に差し込む一筋の光のようです。従来のスプレー施工では難しかった「狭小な現場」や「即時対応」が、手塗りによって可能になる…これは地域の安全と持続性にとって大きな一歩です。

たとえば、ソニー諫早工場では廃液処理場のコンクリート基盤に対して、ローラーと刷毛でノンマシポリウレアを施工し、酸からの保護に成功しています。薬品にも強く、無害で、狭い場所でも対応できるこの技術は、まさに“現場のための塗装”と呼べるものです。

さらに、手塗り施工は初期投資が少なく、専門機器が不要なため、小規模な自治体や地域施工業者にも導入しやすいのが魅力です。ただし、乾燥時間や塗膜の均一性には工夫が必要で、施工者の丁寧な技術が求められます。

研修会で使用したコンプレサー 大型トラックも
研修会で使用したコンプレサー 大型トラックも

オンリーワン塗料メーカーアルバー工業

アルバー工業の歩みと「ノンマシ・ポリウレア」の開発は、まさに地域の声と技術が響き合って生まれたものです。

🛠 アルバー工業の「オンリーワン塗料」

  • CCP-117:防錆性能に優れ、鉄部の長寿命化に貢献。

  • 熱交換塗料:太陽光の赤外線を熱エネルギーに変換し、塗膜内で分散・放熱。電気エネルギーとして消費されるというユニークな仕組み[2]。

  • TFコート:床材向けの耐久性塗料。摩耗や薬品にも強く、工場や施設で活躍。

そして、これらの技術力を背景に生まれたのが「ノンマシ・ポリウレア」。手塗り施工が可能になったことで、狭小現場や緊急補修にも対応できるようになり、地域の“つなぎ手”たちが動き始めています

🌱 普及への第一歩:実演研修会と技術承認

2024年6月には大阪で実演研修会が開催され、10数名の事業者が参加。日本下水道事業団のマニュアルにも準拠した試験結果が承認され、実用化への道が開かれました。

普及への第一歩は「語り手」がいてこそ広がっていきます。地域の歴史と技術をつなぎ、未来の安全を守るための“語りの力”と技術の背景や地域の声をまとめた紹介パンフレットの作成と技術研修会の開催が求められています。

ノンマシ・ポリウレア施工(工場施設の床)

パンフレットの作成を検討しよう(AI提案)

冬のイベント会場でノンマシ・ポリウレア(M-10 )を木製で作成した足湯に塗布
冬のイベント会場でノンマシ・ポリウレア(M-10 )を木製で作成した足湯に塗布

🌟 パンフレット構成案(A4三つ折り)

表紙:

  • タイトル:「ノンマシ・ポリウレアで未来を守る」

  • 写真:施工現場や塗膜の拡大写真

  • キャッチコピー:「小さな現場から国土強靭化へ」

中面:

  1. 課題の背景

    • 高度成長期のインフラ老朽化

    • メンテナンスの躊躇と見過ごされる危険

  2. 技術の紹介

    • ノンマシ・ポリウレアの特性

    • 手塗り施工のメリット(機械不要・狭小対応・コスト削減)

  3. アルバー工業の実績

    • CCP-117、熱交換塗料、TFコートの紹介

    • 地域の声から生まれた技術開発

  4. 導入事例と声

    • 実演研修会の様子

    • つなぎ手の誕生と広がり

裏面:

  • お問い合わせ先

  • 技術研修会の案内

  • QRコードでブログや技術資料へリンク

技術者だけでなく自治体や地域の方々にも伝わりやすくなるパンフレット。展示会、自治体説明、地域勉強会などに使用。

新素材 ノンマシ・ポリウエア

養魚場のコンクリート面にノンマシ・ポリウレア施工
養魚場のコンクリート面にノンマシ・ポリウレア施工

新素材 ノンマシ・ポリウレアの提案

ノンマシ・ポリウレアの提案から一年、最強の塗装材ポリウレアのスプレー機械を使用しない「手塗り」素材開発から手探りで施工提案を重ねています。画像は養魚場のコンクリート面にノンマシ・ポリウレアを施工しました。手塗りであれば最強の塗装でメンテナンスが可能となり、薬品の弊害もなく多くの個所でメンテナンスに採用戴けます。

今、PR活動は口コミやブログ記事などを利用して提案し、少しずつ塗布現場を広げています。施工箇所にコンクリート以外の多くの提案があります。重要なプライマーの開発・テストも同時に行っています。メンテナンスに気になる箇所があれば「お問い合わせ」ください。