ロシアへの反転攻勢の予兆が始まった?

ゼレンスキー大統領は精力的に世界に訴える

ウクライナ・ゼレンスキー大統領は5月「反転攻勢を前に」欧州主要4カ国(イタリア・ドイツ・フランス・イギリス)訪問、サウジアラビアで開かれたアラブ諸国の会議出席、G7広島サミットへ電撃訪問(主要7ヵ国・招待のインド・豪州・韓国・・)などの首脳と会談、広島ドーム拝礼・原発資料館も訪問しました。ウクライナ国家と国民を守る戦いの力となる行動を行ない帰路に立ちました。6月、いよいよ「反転攻勢」が始まります。

ウクライナは「反転攻勢」の準備を整えている

ウクライナは2022年2月24日~侵略によって奪われた地域の半分は取り返したが、膠着状態を打破するため2014年略奪されたクリミア半島も含めて「反転攻勢」を仕掛け領土奪還作戦を実行すると表明しています。軍事大国ロシアは首都キーウなど毎日大量のミサイルとドローン攻撃を仕掛け、ウクライナはパトリオットなどで大半を迎撃しています。広大な地域に互いに対峙して戦う「ウクライナの反転攻勢」雌雄を決する戦いになります。

軍事大国ロシアと戦う小国ウクライナ

国連の常任理事国ロシアは世界一の核保有国で軍事大国です。隣国ウクライナは広大な農業国で軍事小国です。しかし、対ロシア侵略に対して国民が一致団結して戦う姿勢を示し、男性の多くは軍に志願して戦争に加わり、女性と子供は戦火から逃れ1000万人以上が国外へ避難して家族が分断された中で戦い続けています。

反転攻勢 地上戦だけでは決着つかない長期戦

ウクライナは戦闘機を西側に供与依頼

NATO諸国はNATOに加盟していないウクライナへの支援は不足する軍事物資を提供しています。欧米は核保有国で軍事大国ロシアと世界戦争にならない程度の武器供与を行ってきました。最大の支援国は米国です。欧州も其々国の判断で軍事物資の提供を上積みしてきました。最初ドイツはヘルメットなどでした。今、ドイツは欧州最強の戦車レオパルト2の提供に踏み切った。今、ウクライナは戦闘機が不足していて古いロシア製の飛行機で戦えない、空中戦を実行するために米国製F-16戦闘機(NATO軍使用)を要望しています。欧米は一部戦闘機の供与を見据えパイロットの訓練を了承しました。訓練は3~6か月必要で秋以降の供与となる。 当面ウクライナはロシアの空爆を掻い潜りながらの地上戦の前進しかありません。反転攻勢も厳しい戦いになります。