石油コンビナート等での排出ガスの削減実績
日本は高度成長期に石炭・石油を電力エネルギーや化学製品を全国に建設された臨海工業地帯を中心に発展しました。黒煙(二酸化炭素など)を挙げる地域は真っ黒な光化学スモッグに覆われ、喘息・肺疾患などの公害患者を生み出しました。二酸化炭素の排出量を抑える技術が日本で積極的に開発され、環境技術立国として歩んでいました。
石油資源のない日本は1973年の第一次オイルショックにより、エネルギーを原発にシフトしました。
安全が確保されていると言われた原発が2011年3月11日、東日本大震災の津波の影響で福島原子力発電所が世界最大の爆発事故を起こし、緊急性もあり火力発電所の稼働を再開し、石炭火力発電所の新設も計画、世界の環境NPO団体から「化石賞」の批判を受けています。再生可能エネルギーへの転換に躊躇し、COP25の理念から遠くなって、日本を当てにできないと批判を受けています。
国連やCOP25で演説した小泉環境相に「全く内容がない」と批判が起こりましたと。
日本はエネルギー政策の転換期
日本は高効率のエネルギーを作り出す
日本は高効率のエネルギーを作り出す先進国です。新設予定の石炭発電所も技術を公表していますが、信頼されない状況になっています。
石炭火力で排出される「二酸化炭素を分離回収して貯留や有効活用する」ことを示しても世界の人々の多くは信頼していない。
日本は最大の原発事故を起こした国家として、全ての国に対して信頼を得る技術が求められています。太陽光発電などの先進国が原発に依存したことで大きな転換期を迎えています。
ノーベル化学賞受賞の吉野彰さんの授賞式の基調演説で再生可能エネルギーと蓄電技術の進化で地球環境にも大きく貢献できると表現しました。
太陽光発電・リチュウム電池の先進国日本が成し遂げるものがある。
地球温暖化に貢献する国家としてのビジョンを早く作っていただきたい。
今日、新設国立競技場の中で、国産材の利用と空調設備を使わない設計コンセプトが説明され、夏は涼しく、冬は暖かい自然の空気の流れを利用することに注目されました。