防錆剤　CCP　検証・論文  ·  12日 6月 2019

防錆剤CCP-117 キャス試験

産業革命以降に安価で強度な鋼材（鉄）が大量に使われ、錆との戦いが始まりました。鋼材の錆は酸素（空気）と水（湿気）を遮断することで防止でき、塩分が多いと錆が加速します。錆を防止のため、多くは亜鉛メッキ工法などで錆の進行を防いでいます。防錆剤で可能　CCP-117

キャス試験で優秀な防錆力を証明

過酷な腐食条件であるキャス試験

キャス試験は一般的な中性の省塩水を用いた中性塩水噴霧試験に比べて10倍の促進効果がある非常に厳しい試験です。

  • 塩化ナトリウム溶液　塩水は錆の発生と進行を促進
  • 酢酸　　　　　　　　酸性度を高め錆びやすい状況
  • 塩化第二銅溶液　　　イオン化傾向を高め錆び易い
  • 50℃　　　　　　　　錆が進行し易い温度

試験場　　大阪市立工業研究所

264時間のキャス試験をクリアしたCCP-117は、腐食性の強い屋外環境でも使用可能な画期的な防錆剤と認められています。

キャス264時間　比較試験

CCP-117のキャス試験と同条件で、一般的に腐食性が強いとされている鋼板の比較試験

  • ステンレス鋼板（SUS444)
  • 溶融亜鉛メッキ鋼板
  • ガルバニウム鋼板
比較試験の結果　
　其々、赤褐色腐食生成物が発生　溶融亜鉛メッキは全面に白色腐食生成物（亜鉛）が溶出

産業基盤の鋼材の防錆に溶融亜鉛メッキ

鋼材を錆から守るために、一般的に溶融亜鉛メッキ（ドブヅケ）等が施されています。

メッキ技術は進化を繰り返しICチップなど電子基板（金・銅・・）にも応用されています。

溶融亜鉛メッキを施しても錆の侵入が防げません。　メンテナンスに防錆剤CCP-117

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