日本発の技術、ペロブスカイト太陽電池は、次世代の太陽電池として注目されています。軽量・柔軟性の高い特性を持った素材は曲面や建物の壁面、さらには衣服やIoT機器など幅広い応用が可能だと言われています。
この技術の実用化は大きな期待を集めています。日本企業の積水化学工業ではフィルム型ペロブスカイト太陽電池を2025年の事業化を目指し、日本各地で実証実験を進め、2025大阪・関西万博万博ではバスターミナルの屋根250mの実用実証を行っています。また、パナソニックはガラス建材一体型のプロトタイプ開発を行い、持続可能な建築プロジェクトでも試験運用中です。
耐久性や環境への影響(鉛の使用)への対策などが求められています。それでも、製造コストの低さや多様な用途への適応力から、2030年代の普及が期待されている日本初の製品です。