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ウクライナ国境に集結するロシア軍部隊

専制主義国家 ロシアプーチン大統領

1991年12月、ソビエト連邦共産党の解散を受け全ての連邦共和構成共和国の主権国家として独立、ゴルバチョフの辞任によりソビエト連邦が解散され解体されました。

経済的困窮の中でソ連邦及びロシアはゴルバチョフのペレストロイカ(政治体制の変革)によって体制が大きく変わりました。ドイツではベルリンの崩壊が進み東西ドイツの連携が進められていました。世界から取り残されたロシアはエリツイン(1991~2000年)プーチン(2001年~現在、一時首相に)政権が続いています。2035年まで続ける長期政権を目指しています。専制主義国家になっている。

天然資源と軍事力に頼るロシア

 第二次世界大戦後の世界を二分した西側諸国と、東側側諸国との対立構造。米ソ冷戦や東西冷戦とも呼ばれる。冷戦とは「戦火を交えない戦争」を意味し、朝鮮戦争、ベトナム戦争、ソ連・アフガン戦争など戦火を交える戦争に発展することもある(ウキペデイア)

 第2次大戦以降戦火の拡大をどの国も望んでいない、しかし、国の統治と権力者による戦争は避けられないことが起こります。戦争は悲惨なものを残すことは分かっているが突入する危険が潜んでいます。

ウクライナ情勢はロシアにとって、EU圏(NATO)に加わることを警戒し、確約を主張しながら、10万人の大軍を国境に集結させています。広大の地域を所有するロシアは軍事・天然資源に恵まれていますが、社会経済に大きな不安を抱えています。2000年後の資源オイルバブルによって復権したプーチン大統領は不安定な国境の確立を武力で押し切ろうとしています。

カザフスタン ナザルバエフ元大統領とプーチン大統領
カザフスタン ナザルバエフ元大統領とプーチン大統領

中国とロシアの接近に活路

 国境を接する中国とロシアはソ連崩壊後と2004年の胡錦涛・プーチンによって全ての国境を画定しました。中国とロシアは境界紛争の確定によって、接近し、専制主義国家中国とロシアは国連常任理事国5国の理事国として自由主義国と専制主義国としての対立の基軸になっています。中国はロシアの支援に回ることになります。

米中の対立は欧米対中露の対立に発展します。イデオロギーの違いは宗教対立同様厳しいものがあります。旧ソ連邦はEU圏に浸食され、ロシアにとってウクライナがEU圏になることを警戒しています。

共和国の優等生であったカザフスタンの反政府運動にロシア軍派遣。30年統治したナザルバエフ大統領の横暴が要因になっている。

北朝鮮は弾道ミサイルの発射で牽制

専制主義国家 北朝鮮はミサイルの発射を続ける

2月4日北京オリンピック開幕目前に、ウクライナでロシア軍が国境に10万の兵士と戦車を集結して圧力を掛けています。北朝鮮は堰を切ったように弾道ミサイルの発射を続けています。プーチン大統領は北京冬季オリンピックの主賓として招かれています。北朝鮮はオリンピック不参加を表明、専制主義国家に対じする自由主義国家は政府要人の覇権を取りやめて対立しています。平和の祭典を利用した争いが潜在的に起こっています。

おりんピック終了後の世界情勢に懸念が広がります。