大阪新今宮に都市型ホテルOMO7開業

新今宮 関空~奈良~京都の交通の要衝

戦後復興~高度成長期の日雇い労働者の街「釜ヶ崎・あいりん地区」として知られた未開の地、令和になって復活のランドマーク「OMO7(おもせぶん)大阪 by 星野リゾート」が2022年4月22日開業しました。戦後大阪の未開の地「西成区」は大阪府の行政の思いと市民の力で市営天王寺動物園の改変、大阪のシンボル「通天閣」地域の活性化、近鉄アベノハルカス(日本一高い商業ビル)は梅田~本町~難波(御堂筋)から復興再開発商業都市が生まれてきました。日雇い労働者の街から観光の交通の要衝として復活します。

14階全436室、ガーデンエリア、温泉

新今宮駅はJR西日本の大阪環状線、関西本線(大和路線)、南海電気鉄道(本線・高野線)駅に隣接し3万7千㎡の広大な敷地に14階建てホテルと広いガーデンエリアを設け、ホテルの壁面をスクリーンにする仕掛けでライトアップでイベントなどで楽しませてくれます。コロナ前は関西空港へ到着する外国人が鉄道利用する要衝になって少し可能性が見えてきていました。新今宮駅は大阪・奈良・京都にも直接つながる交通の要衝になります。秘境高野山に南海高野線で繋がります。地下鉄網で無尽に繋がっています。ユニバーサルスタジオジャパン、2025年開業の大阪万博にも鉄道で繋がります。

あいりん地区「釜ヶ崎」の歴史と今

戦後の混乱期に新今宮駅南側に位置する釜ヶ崎地区に日雇い労働者が集まり、簡易宿舎などが立ち並びました。路上生活者も多く(2021年1月現在943人)がいます。大阪の釜ヶ崎は全国から日雇い生活を求めて集まる全国最大のスラム街です。バブル崩壊後も増え続け、生活保護者が急増、大阪市の財政を圧迫していました。当時の大阪市長橋下徹市長が「西成改革」を唱え乗り出しました。行政改革するにも「西成区」は特別区で、NPOや宗教団体が定期的に炊き出しなどの支援活動を行っていました。近隣にはテント生活者、不法占拠の店舗などがあり、強制撤去などで厳しい対応も行っていました。JR新今宮駅を挟んだ北側に「OMO7(おもせぶん)大阪 by 星野リゾート」が2022年4月22日開業しました。

新型コロナが収束すれば海外から

オミクロン株による第6波が膠着状態に開業を迎えました。星野リゾート代表は2年前から感染か拡大期に日本の旅館・ホテルの利用者は7割あると表現して、日本の観光客の利用を推進することを訴えっていました。開業した5月のゴールデンウイークの利用状況はどうなるか楽しみです。