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ウクライナ対ロシア 厳しい停戦協議

ロシア国内で戦争反対の叫びが広がっています
ロシア国内で戦争反対の叫びが広がっています

強国ロシアの侵略攻撃にウクライナの連帯

軍事大国ロシアの一方的な侵略行為に一歩も引かないウクライナ国民は阻止に向かって立ちはだかっています。侵略初日(2月24日)強国ロシアの一斉攻撃がウクライナ全土の軍関連施設など80ケ所に攻撃を加え、制空権を確保したとロシア国防省の報告に驚きと恐怖を覚えました。

ウクライナ大統領ゼレンスキー大統領(44歳)の毅然とした姿が国民の共感を呼んでいます。SNSでウクライナ国民、世界に向けて連日発信を続けています。

我々はここにいる。独立を守る

ウクライナ国民に向けて18歳~60歳の男子は戦闘の盾となって、女性と子供、高齢者は戦地から逃れるよう指示し、国民に向けて愛国心と連帯を呼びかけ、鼓舞し首都キエフから発信を続けています。世界中の多くの人々は感銘し支援を訴えています。ロシア50以上の都市で連続的に反対のデモを繰り返しています。ロシアでは治安部隊によりロシア国民6000人以上が拘束されています。対応するウクライナのゼレンスキー大統領(44)は首都キエフに残り毅然(きぜん)とした姿で国民の共感を呼んでいる。会員制交流サイト(SNS)を駆使して愛国心を鼓舞するメッセージを連日のように発信し、国民は「戦時大統領」の下、結束を強めている。

ウクライナ軍の激しい抵抗 躊躇するロシア軍

ウクライナは直ぐに陥落すると踏んだロシア軍は、ウクライナの激しい抵抗に遭い、進軍が思うようにいかず苦戦しているようです。国境に集結したロシアが三方から進軍しましたが厳しい抵抗に遭い一部撤退を繰り返しています。

24日(初日)の制空権支配で一気に首都キエフへ進軍する予定が苦戦し、プーチン大統領は焦りの中で核の使用にも言及し国軍に指示しました。ロシア軍の兵士が4000人~6000人の死亡が報道され、ウクライナ市民にも2000人近いし死傷者が出ている激しい戦いになっています。

首都キエフ侵攻に躊躇するロシア軍の行動

ロシアが国境沿いに集結した圧倒的な軍事力を準備して2月24日三方から侵攻を開始、ウクライナの80か所以上の軍施設を急襲して制圧を計り、一気に国境を越えウクライナに進軍を開始しました。2~3日で首都キエフ陥落と報じられました。国境に集結したロシア軍10万人以上、大量の戦車、戦闘機を配備し、数日前までベラルーシとの合同軍事演習を行い用意周到に準備して進攻を開始しました。ロシア軍とウクライナ軍は大人と子供の圧倒的な開きで、数日で首都キエフが陥落すると多くが予想していました。

  • ウクライナ軍の激しい抵抗に遭い簡単には進軍できない
  • 制圧したと言われた制空権は制圧できていなかった。
  • 国境に長期滞在した若いロシア兵の士気が上がらない。
  • ウクライナ進攻を知らされず、訓練として国境に来た。

国を守ろうとするウクライナ兵の士気とロシア兵の士気に大きな差があった。

命令を下すプーチンと国民に訴えるゼレンスキー

焦るプーチン 鼓舞するゼレンスキー

焦るプーチン大統領は国防大臣、参謀長に核の使用もちらつかせる言葉で激を飛ばす姿が映りました。仕掛けた侵略をやめるわけにはいかない、長引けばロシア国民の世論も混乱することから焦りが見えています。

昨日(3月3日)フランスマクロン大統領との会談で「ウクライナ全土に徹底した軍事行動を続ける」と宣言しています。同日に行われた2回目の停戦協議でも進展がありません。ロシアの民間への攻撃が激しくなっています。ウクライナ国民は国外へ100万人以上が避難しています。国連も40年ぶりの総会決議でロシアへの非難決議が行われ、141カ国が賛同、5カ国5(ロシア・ベラルーシ・北朝鮮・シリア・・)35カ国が棄権の採決(拘束力がない)が下されました。

長引けばウクライナの被害が拡大し、ロシアは経済制裁などがロシア国民に及んできます。専門家も落としどころが見つからない侵略戦争であるとしています。欧米が軍を出せば第3次世界戦争・核使用に発展する懸念があります。