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中国 習近平政権が抱える問題

毛沢東・鄧小平と並ぶ歴史に残る習近平

14億人の人民を9500万人の共産党員のピラミッド組織で統治する中国、最高指導部に習近平主席を含む7人の常務委員によって方針が決定されています。絶対的な権力は習近平にあります。中華人民共和国建国70周年(2019年10月1日)中国共産党創立100周年(2021年7月1日)を経た共産主義国家は歴史的な経緯を経て現在の巨大国家を形成しています。11月8日~11日に開かれた6中全会において習近平主席の歴史決議が採択されました。2022年の秋の全人代(5年に一度の最高決定会議)において3期目の総書記・主席・軍事委員長に就き、歴史決議により中国共産党の歴史的評価が下され、絶対的な歴史的指導者となる準備が整いました。既に小・中・高に習近平を崇拝する教科書が配布されています。国民に徹底した習近平思想教育を施し強国を目指します。

「共同富裕」を掲げる習近平主席

2012年~2期10年、習近平は来年任期を迎えます。しかし、11月の6中全会で習近平の歴史決議が採択され、トップの座を延長する案(全人代で決定)が採択されました。習近平体制に集中することになります。習近平は「共同富裕」思想を掲げ、14億人の民を一つにすることを宣言しています。中国が抱える更なる問題に対峙する決意を表明しています。

  • 急速に進む少子高齢化による社会保障 年金制度の見直し
  • 拡大する富裕層の所得税の増額 所得の再分配
  • 巨大IT企業(アリババ・・)統制による自主的寄贈 富の再配分
  • 不動産開発投資に融資制限の断行破綻 不動産バブル(恒大不動産・・)の懸念
  • 不動産税の実施、相続税導入の検討
  • 中国の塾禁止令によって負担軽減策
  • 有名芸能人などの高額所得の脱税制裁

 世界女子プロテニス 中国開催全面中止

元中国女子プロテニス選手(元女子ダブルス世界一)と中国元副首相(元最高指導部)による不倫スキャンダルが告発され、中国ネットに20分間掲載、中国~世界へ発信されました。中国のネットは閉鎖され、女子選手は中国の管理下に置かれていると予測されています。来年2月に開催予定の北京冬季オリンピックにも影響が出ています。世界は人権問題として取り上げ、所属する世界女子テニス協会(WTA)が中国に女子選手の安全懸念を抱いています。ブログ寄稿中(12/2)女子テニス協会(WTA)のメッセージ文が投稿されました。中国・香港における女子テニス競技を全面中止を決定したこと、中国政権の誠実な対応を求めた声明文が発表されました。

権威主義と人権抑圧の中国