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中国長江氾濫 最大の豪雨災害

過去50年で最大の豪雨災害と報じています

長江はアジア最大の河川で流域に梅雨前線が停滞し過去最大の豪雨災害になっています。上流に重慶、中流に武漢、下流に上海の中国有数の都市を流れ下る巨大河川の氾濫は各地で甚大な被害をもたらしています。上流には巨大ダム三峡ダムを要し、氾濫を防ぎ、水力発電など中国の近代化の象徴のダムがあります。下流は最大の発展都市上海に流れ、下流域を揚子江と呼ばれています。チベット高原を源流とする世界3位の大河です。氾濫は流域の3800万人に被害、240万人の非難、甚大な農地被害に及び日本円で1兆2千億円にのぼると報じられています。

新型コロナウイルス震源地の武漢市も被害

中国の交通の要所地武漢市は自動車産業など工業都市でもあります。新型コロナウイルスの発祥地として最初に都市封鎖が行われ厳しい対策の中で、漸く解除され工場が本格稼働しだした時の災害に、進出している日本企業にも被害が及ぶことになります。