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製紙工場の排煙塔 防錆CCP-117塗装②

排煙塔の作業足場設置は安全・効率に配慮

製紙工場での象徴的な排煙塔は多くの鉄骨・鋼管で組み合わされ強度と安全を確保しています。50年の歴史の中で風雪や塩害に耐え支え続けています。下部にはいくつもの配管が存在し経年劣化が見られます。鋼材で覆われる排煙塔の周りは鉄さびが各所で進み鉄部を侵食する危険性があります。この度全面的な錆劣化の解消と排煙塔及び周辺の配管の長寿命化を図る最善のCCP-117防錆剤をベースに塗布し仕上げの上塗りを実施します。作業工程の安全に配慮した作業を9月実施します。

排煙塔は燃焼機器から排出されるガスを浄化するための設備であり、排煙塔には石灰石・石膏法や海水法などの脱硫方式があります。排煙塔は二酸化硫黄(SO 2 )などの有害物質を除去し大気汚染を防止する役割を果たします。

錆劣化の部分の点検、除去作業の実施

日本の高度成長期の構造物に大量に使用されている「鉄・鋼材」の多くは50年を経過し、平成の低成長期の中で日本の至る所で錆劣化が進んでいます。多くの建築構造物や橋梁、水道管などインフラ設備などのメンテナンスが課題となり加速する劣化と寿命に向き合っています。

製紙工場の排煙塔の劣化を止め長寿命化に向けたメンテナンスが議論され決定に至りました。錆を除去する工程を短縮・水分の浸食を止める画期的な開発塗料/アルバー工業製の「錆の上から塗る防錆剤CCP-117」をご提案採用戴きました。新たな投資コストの削減と長寿命化を実現する塗布作業が9月から始まっています。安心・安全な作業工程を基に作業を開始しました。この度の製紙会社の検討に、工場内で積み重ねてきた実績を得て承認を得ることができました。

作業画像