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量子コンピューターが実用化へ一歩

演算速度が速いスーパーコンピューター

2011年世界一演算速度が速いスーパーコンピューターは日本の理研化学研究所の「京」で、事業仕分けで世界一位で出なく、2位ではだめなんですか!」と話題になりました。「京」も世界20位で今年引退します。

令和3年、同じ場所に省エネ性能世界一の「富岳」が設置されます。世界1位・2位は米国、3位は中国で経済大国は競っています。日本は産業技術研究所の「AI橋渡しクラウド」が8位、東大・筑波大の14位が20位にランクされています。

「京」のおかげで、日本のAIの技術・気象解析・自動運転・宇宙科学・創薬など各方面の技術革新に大きな貢献をしました。

世界一の省エネスーパーコンピュウター「富岳」

現在、世界20位の「京」は役目を終え、今年解体して令和3年に「京の100倍」の速さのスパコンに入れ替わります。

世界は益々進化し、人間の能力の限界を超えた世界が生まれようとしています。

演算速度を競う事ではなく、如何にAI技術・瞬時の解析と判断を行うスパコンが求められています。

近年は、数値の世界を越して物理の概念を取り入れた「量子コンピューター」技術が覇権を争っています。

10年先には実用化の時代に入ると言われています。

Googleが量子コンピューター発表

ネットビジネスのGoogleが自動運転技術に続いて量子コンピューター開発を進めていることを発表。

スパコンで1万年掛かる計算を3分20秒で解いたことを発表、量子コンピューターでは先を行く米国IBMは、Googleの理論は完成していないと評価、しかし、世界は新しい時代へ入ろうとしています。

日本の東芝は4月20日、量子コンピューターが得意とする計算の一つ「組み合わせ最適化理論」を、従来のコンピューターで高速に解けるアルゴリズムを開発したと発表しました。 銀行や証券業界から問い合わせが多く来ていると言われています。株価と連動して、何を組み合わせたら有利か瞬時に解析し瞬時に取引につなげるシステムのようです。人間のは判断能力ではとても追いつけない速さです。

第4次産業革命は訪れている

第4次産業革命に大きなウエイトを占めるIT革命は、人間の想像や機能を超えて、大きな社会変革を起こす時代になっています。データの送還する速度や容量が100倍となる5G技術は始まろうとしています。自動運転技術などAI技術の進化で社会が一気に変わろうとしています。