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海外出張の画像から

韓国と北朝鮮との対話ムードの行方

北朝鮮金正恩委員長の新年のあいさつで平昌オリンピックへの参加表明と融和ムードの演出で、板門店の南北首脳会談へと一気に進みました。金委員長の中国への電撃訪問と6月にはシンガポールで米朝首脳会談が予定されています。

一方で、先日突然閣僚級会議をボイコットし、賛同していた米韓軍事演習に難色を示したり、来週には核施設の解体に韓国・米国・英国・中国の記者を招き入れる約束も、韓国の入国名簿を拒否するなど複雑な対応をとっています。

日本には解決済みの拉致問題を持ち出して、戦後責任を無にしようとしていると厳しく非難している。拉致被害者にとっては40年の歴史が止まったままになっていることは事実で日本人の多くは解決を望んでいます。

日韓問題(にっかんもんだい)とは、日本韓国との間で起きている問題のことである。歴史的・政治的背景から解決が困難なものが多い。戦時中の慰安婦問題、朝鮮人労務者の徴用(1944年~末期)、竹島問題など未だ対立する問題を抱えています。

一方で経済的なつながりや文化的交流がどんどん進められています。

朝鮮半島(南北)問題の厳しさ

 第二次太平洋戦争の日本敗戦(1945年8月15日)によって朝鮮半島は共産主義思想と資本主義思想の分断国家が生まれました。南北に分かれて1950年戦争状態になり北朝鮮に中國、韓国に米国を中心とした国連軍が参戦し3年間の壮絶な戦争が繰り広げられました。1953年に当事者間で休戦協定を締結し38度線を境界線として緩衝地帯を設けて65年間対立が続いています。

北朝鮮は金一族の世襲制で独裁国家として現在に至っています。

韓国は軍事国家から民主国家へ移行しながら経済発展を成し遂げ成長してきました。現在、両国の経済格差が大きく、韓国5200万人、北朝鮮2500万にの人口の中で民族統一をうたいながら今日を迎えています。

世界的に見て経済的な国力の違いは大きく、体制を保証しながら統一することの難しさと厳しさが見えてきます。平和協定に結び付けるまで大きなカベが立ちはだかって、近隣を含めた世界の国々の対応にもかかってくると予測されます。

日本海を隔てた近隣国日本の判断も複雑なものになると思います。

韓国の高速鉄道

日本では新幹線と表現していますが、韓国では高速鉄道と表現しています。?

韓国の高速鉄道はフランスの技術を採用してソウルを中心に高速鉄道網が拡がっています。

世界有数の都市ソウルに1000万人の人が住んでいます。近郊を含めると半数がになります。

韓国は財閥を中心とした経済活動になって、サムスン、現代自動車などの世界的企業が力をつけ急速に経済発展を遂げGDP世界13位にまでになっています。

日本は戦後財閥解体によって三井・三菱・住友・安田などが解体され、日本では財閥は悪いものという考えが広まり、現在では大きな力を持っていません。

漢江の奇跡(ハンガンのきせき、かんこうのきせき)は、朝鮮戦争で壊滅的打撃をうけた大韓民国(韓国)が、1960年代後半以降、外債を累積させながら急速に復興し、経済成長と民主化を達成した現象をさす[1]1960年代前半まで世界の最貧困国だった韓国は、国内総生産 (GDP) が北朝鮮を下回っていた。しかし、韓国は日韓基本条約の日韓請求権協定で個別に国民に支給すると日本側に説明して請求権資金として支払われた3億ドルの無償提供資金を、韓国経済発展のための国内投資資金に回したことで半世紀で世界10位圏の経済大国に発展し、その恩恵を受けた韓国企業は巨大な財閥に成長した。当時に日韓交渉を担当した金鍾泌元首相(国務総理)も2017年に「1961年に誕生した政府が国家安保や経済再建を掲げて発足したが、国庫が底を突き、財源づくりのためには韓日会談の再開を通じた日本の請求権資金しかなかった」と認めている。国交を回復した後に約25年に渡る円借款などを国内投資資金の元手にして、日本からの資金・技術援助を利用することで社会インフラを構築して経済発展を遂げた経緯もあります。(ウキペデイア)

韓国の人は財閥への就職を目指して勉学に励み今日の経済力を遂げてきたのも事実です。韓国も日本同様少子化の問題を抱え、大韓民国など同族企業のナッツ姫、水かけ姫、パワハラ問題で揺れる財閥の横暴や貧富の差が拡大している問題も抱えているようです。??記事サポート