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平成天皇退位の報告 京都・奈良・三重への行幸

平成天皇が譲位をもって4月30日退位され、5月1日新天皇を迎えます。 退位をご報告するため両殿下は揃って、天皇家ゆかりの地 京都御所・奈良橿原神宮・三重伊勢神宮へご報告の最後の地方行幸を行われ、各地で多くの人々の歓迎を受けられました。

京都御所

京都御所は14世紀から明治2年に江戸(東京)行幸まで歴代天皇が居住し儀式・公務を執り行った場所です。現在は宮内庁京都事務所になっています。平成天皇の譲位によって退任する報告のため京都を訪れ、茶会を模様されました。

奈良橿原神宮・神武天皇陵参拝

初代神武天皇は日本を建国した神話・伝説上の人物で国を治めるため日向の国から筑紫・安芸・吉備・難波・河内・紀伊の新宮を経て、八咫烏の道案内で大和の国に入り畝傍山の橿原の地で都を開いたとされています。

初代天皇から2600年続く天皇制は平成天皇に続いています。日本書紀に記されている系図では疑問点もある。

三重伊勢神宮へ参拝

伊勢神宮は「太陽」を神格化した「天照大御神」祀る皇大神宮の内宮、衣食住の守り神を祀る豊受大神宮の外宮の二つの正宮があります。伊勢神宮は皇室の氏神として歴史的に皇室・朝廷の権威の結びつきが強く、現在でも内閣総理大臣及び農林水産大臣が年始に参拝することが恒例になっています。

武蔵野天皇陵 参拝

東京都八王子市の武蔵野墓地に葬られている大正・昭和天皇皇后の墓地に、退位の報告に行かれました。